はじめに

2017年11月26日(日)、東京医科大学医学部看護学科第一看護学科棟にて、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「子どものための心理的応急処置 Psychological First Aid for Children(子どものためのPFA)」セミナーを開催しました。

専門家の河嶌譲先生、赤坂美幸先生にお願いをしまして、災害時などに、ストレスを抱えた子どもや親・養育者のこころを傷つけずに対応するためのスキルについて学ぶ機会を得ました。

山﨑絆塾も回を重ねるごとに参加してくださいます方は全国的に広がり、東北青森から、四国は香川県からも合計53名の方が参加してくださいました。

河嶌先生より当日の写真を頂きましたので、楽しく研修されている皆様の様子をお伝えいたします。また、受講されましたお2人からの感想文もご紹介いたします。

今後も第14回・15回…と続けていく予定です。山﨑絆塾のご支援をよろしくお願いいたします。

セーブ・ザ・チルドレンとは

飢餓、紛争、災害から子どもを守る、世界約120ヶ国で活動。国連にも公式承認された子ども支援専門の国際NGO(民間の国際援助団体)です。

講師紹介

河嶌 讓(かわしま ゆずる)氏

国立病院機構災害医療センター、医師(精神科医、救命救急医)、医学博士、厚生労働省DMAT(災害派遣医療チーム)事務局員、DPAT(災害派遣精神医療チーム)事務局アドバイザー。

赤坂 美幸(あかさか みゆき)氏

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン国内事業部プログラム・オフィサー。日本と米国で心理学と幼児教育を学び、小児病棟での心理社会的支援や幼稚園教諭などの経験を積み、2011年よりセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフとして東日本大震災や熊本地震の緊急・復興支援に従事。

参加者の声

セミナーに参加されました2人の方から感想文が寄せられましたのでご紹介します。

第13回「山崎絆塾」研修を終えて

11月26日、東京都教員養成の講義で感銘を受けた山崎先生の主催する絆塾に参加し、DPAT・セーブザチルドレンの立場から災害時の子どもの心に活動を具体的に知る機会を得ました。

熊本地震では災害時の被災や支援状況が報道され、埼玉在住にもかかわらず、映像を見て苦しくなっておりました。20年前熊本県上益城郡益城町安永で子どもを産み子育てしたアパートが崩壊し、お世話になったお宅が傾いている映像が映し出されていたからです。

テレビで知り合いを探す中、災害看護に身を置く医師や看護師、ボランティアの活動に授業や実習で被災地に向かえない苛立ちと皆さんの活動に感謝を覚えていました。

3.11以来、DPAT(災害派遣精神医療チーム)やセーブザチルドレンの活躍は知ってはいても、活動している川嶌先生と赤坂先生からの講義・シミュレーションを受ける事で、子どもを理解しての関わりか否かでは、心の回復に違いがあると確信できました。

授業で、幼児期の子どもは守り育てられながら遊びの中でこころと身体の発達が促され、学童期の子どもは尊重され学び合うことで協調性を身につけ、思春期では周りに信頼され一緒に活動する事で自分も他人も大事に思える環境作りが大事と子ども権利条約を解説してきました。

しかし、震災になると物の復興に追われ子どもの安全には気を配りますが、心の安寧が保てているかというと違うと感じていました。今回の研修では、子どもを再認識する事を通して、職種に関わらず子どもの育ちを考えながら、普段の環境に戻す事で回復していく事をサポートすると再認識しました。

素敵な先生と全国からご出席の皆様から、清々しい風を頂くと共に、とても楽しく学ぶ事ができました。機会を与えて頂きました山崎絆塾に感謝致します。

公益社団法人 地域医療振興協会
さいたま看護専門学校 黒木 公子

第13回「山崎絆塾」感想文

何か新しいことを学びたいなぁと思っていた時に、先輩から「こういう研修があるよ」と教えてもらったのが、「子どものための心理的応急処置」でした。

直ぐに「行きたい!」と返答したのですが、プログラムを見てみると、私の嫌いなグループワークやロールプレイングが主でした。「知らない人とグループワーク嫌だなぁ」と思いながら、当日参加しました。

会場に着いてみると、先輩が山崎先生を直ぐに紹介してくれました。「優しそうな先生だなぁ」という印象がありました。

研修が始まり、グループワークが始まってみると、メンバーは凄い人ばかりで、場違いな気持ちになりましたが、すぐにグループワークは盛り上がり、楽しいグループワークになりました。お昼には山崎先生のお話しや自分の仕事のお話しをして、「午後も楽しいグループワークができる」と楽しみにしていました。

しかし、午後になるとグループは再編成され、少しがっかりしました。しかし、私のグループには、山崎先生も一緒だったのでどんなお話しが聞けるのか、楽しみになりました。

皆さん経験が豊富で、色々なお話しを聞く事ができました。

研修が終了する頃には「何かあったら、力になれるかも知れないから、連絡して」と名刺を下さった先輩Nsがいらしゃたり、本当に研修内容以外にも学びの大きい研修でした。

研修内容も、災害時以外でも通常の業務でも活用でき、又自分の子供とのコミュニケーションの取り方の勉強にもなりました。

自分のスキルアップのためにも、また同じ目的を持つ意識の高い人とお話しするためにも、また参加したいと思いました。

ありがとうございました。

加瀬 志伸

写真報告

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これからグループワークをします。皆さん出身地別にグループを作ってください。
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私は〇〇県出身だから、こちらに移動しましょう!
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折り紙で“パクパク君”を折って、パクパク君を通して子どもたちに何かを語り伝えましょう!
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講師の先生と参加者の皆さん全員集合。「夜勤です」また「帰宅のため電車の時間です」と一足お先にお帰りに、最後の最後までおられなかった方ごめんなさい。
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パクパク君です。小学校の頃雨が降って外で遊べないときに、女の子はお友達と折り紙遊びしました。
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河嶌 譲先生より惨事ストレスについてご講義。

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