一人でも多くの人を救うためには
私たちの身のまわりで日々発生する災害や事故、戦争・テロ…。その多くが適切な対応が成されなかったため、また防災の取り組みがされてなかったために未曾有の事態を引き起こしている。
一人でも多くの人を救うためにはどうしたらよいか。平常時にはどのような対策を立てたらよいのか。進化する・多様化する災害にどのように向き合っていったらよいのか。
災害多発国・日本に住む私たち自身が災害から身を守るために、そして家族・社会を守るために共に考え実践していくこと、それが“Disaster Nursing--災害看護”の原点である。
災害看護
一瞬にして多くの死傷者が発生する災害時において、災害発生時による救急医療から、被災後の精神看護、感染症対策、保健・衛生指導にいたるまで、平常時に比べ、物的・人的資源の限られた状況下で看護師の持つ役割の原点に返り、被災者および被災地域に必要とされる専門的な医療・看護を行うことである。