第2回世界災害看護学会がイギリスウェールズの主都カーディフ市内のシティホールで2012年8月23日(木)・24日(金)の2日間に渡って開催された。
成田国際空港より、学会に参加する友人4人とロンドンフィースロー空港に向かった。
ロンドン市内に1泊し無事にカーディフ駅に着き、前方に巨大な骨組みのスタジアムが見えた。ロンドンオリンピックで、サッカーが行われたカーディフミレニアム・スタジアムだった。
駅前からタクシーに乗り予約したホテルまでお願いすると、ドライバーから「OH MY GOD」と。この一言でホテルは駅から近いことが理解できたが、私たちは初めての土地と荷物を抱えてタクシー以外は考えられなかった。
私は、2011年東日本大震災の被災看護職員のストレス反応ー東日本大震災を体験した看護職のアンケート結果からーをポスター発表として参加した。
参加者約200名、そのうち日本人参加者約60名、日本以外の参加国は、タイ、中国、シンガポール、韓国、インドネシア、アメリカ合衆国、カナダ、イラン、オーストラリア等、口頭発表39演題、ポスター発表47演題であった。
学会開始前夜にウェルカムパーティ開かれ、偉大な画家ゴッホやモネ等の絵画が展示されている美術館で開催された。シャンペンを片手に絵画の前で写真撮影をしたが、日本では考えられない一時を楽しんだ。
学会会場はかなり大きなシティホールの1室であり、基調講演とポスター発表は同室で行い口頭発表は同フロアー4室で行われた。
口頭発表は40題、ポスター発表は47題であった。国際学会であるが、日本人が多いことで、セッションによっては、質疑応答に日本人同士の日本語が飛び交うなどちょっとした笑えるハプニングもあった。
気候
緯度としては北海道と同じ、残暑厳しい東京から急遽肌寒さを感じる晩秋の様な気温であった。
地元の人々の服装は様々でノースリーブの人やコート姿の人、皮ジャンバー着ながらもサンダルで歩いていたりと、季節や気温にこだわらず「着たいものを着る」といった感じであった。
緑多く清々しく、公園を歩くとリスに出会ったりと、ロンドンとは違いゆったりとした時が流れていた。
世界災害看護学会発足までの経緯
日本災害看護学会が中心となり2008年に世界災害看護学会を発足し、第1回は2010年1月9日(土)・10日(日)兵庫県神戸市国際会議場(大会長近代姫路大学学長 現高知大学学長 南 裕子氏)で開催された。
港町カーディフの街について
ウェールズ地方最大の都市のカーディフ(ウェールズ語: Caerdydd、英: Cardiff)は、ウェールズの首都。人口は305,340人(2001年)で、ウェールズで最大の都市である(ウィキペディアより)。
ロンドンからは約250kmの距離にある(東京から名古屋間位)。パディトン駅から長距離電車に乗って2時間後にカーディフに到着。